今月26日、イースターを祝う家族連れで賑わっていた公園で大型のエアートランポリンが突風に吹き飛ばされ、遊んでいた7歳の少女が死亡した。『klfm967.co.uk』などが伝えている。

英エセックス州の「ハーロウ・タウン・パーク」では、今月24日よりキリストの復活を祝う「イースターフェア」が開催されていた。26日はイベント3日目の土曜日とあって、公園はたくさんの家族連れで賑わっていた。

事故が起こったのは午後4時ころ。公園内に設置されたエアートランポリンが突風により150メートルも吹き飛ばされ、トランポリンの上で遊んでいた7歳のサマー・グラントちゃんが巻き込まれた。トランポリンはサマーちゃんの家族の目の前で突然高く舞い上がり、駐車してあったトレイラーやキャンピングカーの上を超え、すさまじい勢いで飛んでいったそうだ。サマーちゃんはヘリコプターでプリンセス・アレクサンドラ病院に搬送されたが、後に死亡が確認された。

イベント開催団体「Showmen’s Guild of Great Britain」の代表者であるレイ・スミスさんは「強風が続くような日であればトランポリンは中止にしたと思います。しかし事故は突風により起きた悲劇です。残念としか言いようがありません」と語っている。トランポリンの設置は家族経営の会社によって行われており、スミスさんは「あの家族の仕事ぶりはよく知っています。事故が起こった日もきちんとトランポリンを設置していたはずです」とインタビューに答えている。『weather.com』によると、現場では当時32～40km/h（キロメートル毎時）の風が吹いていたとのことだ。

この公園では1年前にも同じタイプのエアートランポリンが突然崩れ落ち、遊んでいた子供3人が重傷を負う事故が発生していたため「事故の原因がはっきりするまではエアートランポリンの設置は控えるべきだ」という声があがっている。今回の事故で27歳と24歳の男女が重過失致死傷罪で逮捕されたが、保釈保証金を支払い釈放されている。警察では当時の天候も含めてさらに詳しい調査を進めているという。

出典：http://www.mirror.co.uk
（TechinsightJapan編集部　A.C.）