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writer : ac

【海外発!Breaking News】歩行者用信号機が女性モデルに 国際女性デーにちなんで(豪)

毎年3月8日は「国際女性デー(International Women’s Day)」。1904年3月8日に米ニューヨークで女性労働者が参政権を求めたことに端を発し、1910年に開催された国際社会主義者会議で「国際女性デー」が提唱されたことをきっかけに世界的に広まりを見せている。

1975年に国連によって「国際婦人デー」が定められてから40年。今では一般の女性たちも気軽に参加できるイベントや取り組みが世界各地で行われている。『mashable.com』によると、オーストラリア・ビクトリア州メルボルン近郊のリッチモンドでは国際女性デーにちなみ、ある女性をモデルにした歩行者用信号機が設置されるという。

リッチモンド郊外にあるヤラ市の市長であるロベルト・コランジ氏は、「歩行者用信号機のシルエットを男性から女性にしてみようというのは、ヤラ市の女性評議員たちが考えたアイデアです。モデルにした女性はオーストラリアの歴史では2人目、ビクトリア州では初の女性評議員である“メアリー・ロジャース”さんです」と明かす。メアリー・ロジャースさんは1920年代の5年間、リッチモンド評議員として福祉、教育、家庭の問題、母子保健などの分野で先駆的な役割を果たした女性であるという。

この特別な思いがこもった信号機は、リッチモンドで有名な“ブリッジロード(Bridge Road)”と“ボシストストリート(Bosisto Street)”の交差点に今年5月から約1年間設置される予定だ。

世界にはこの他にもユニークなモデルの歩行者用信号機が多数存在する。女性をモデルとしたものは、ニュージーランド国会議事堂前の交差点に設置された婦人参政権運動のリーダー“ケイト・シェパード”さんの歩行者用信号機が有名である。

出典:http://mashable.com
(TechinsightJapan編集部 A.C.)