writer : sekihara

江戸時代のユニークななぞなぞ「判じ絵」 アナタは解ける?

江戸時代に庶民の間で流行した遊び「判じ絵」。絵を見て読み解くなぞなぞだが、シャレやひねりの効いた難問・珍問もあり、今やってみても面白い。正露丸でお馴染みの大幸薬品が、このたび「正露丸判じ絵」をウェブで公開した。解けるか挑戦してみよう。

「判じ絵」とは江戸時代に親しまれた、出題された絵から別の言葉を推理する遊び。たとえば、歯(は)と逆さになった猫(ねこ)が描かれていたら、「は+こね(ねこの文字は逆さにする)」で答えは「箱根」となる。猿の絵に濁音の点々がついていたら、答えは調理道具の「ざる」という要領だ。

早速「正露丸判じ絵」(http://twitter-seirogan.jp/hanjie/)を筆者も解いてみた。問題は全部で9問ある。

一問目「その壱」は、「中華まん(のようなもの)を蒸しているせいろ」と「鳥」の絵が描いてある。首をひねりながら下に少しスクロールすると、ヒントが出てきた。「このWebサイトに訪問している方ならお分かりかと思いますが、独特のにおいが特徴の胃腸薬です。」と書かれている。なるほど、するとこの鳥はただの鳥ではなく、鳥の中でも何の鳥か表現する必要がありそうだ。答えはもう皆さん、お分かりであろう。一問目は「例題」となっているのでサービス問題のようだ。

「ふんどし姿の男性+葉っぱに丸がついたもの」の答えは?

続いて「ふんどし姿の男性+葉っぱに丸がついたもの」、「金の延べ棒+青い蝶々」など、どんどん解き進めて、結局筆者の正解数は4問だった。正解率が低そうな難問もあるが、絵自体が江戸時代らしい趣になっており、江戸時代の庶民になって粋な遊びに興じているような気分になるのが楽しい。そして答えはすべて、新生活や行楽シーズンに伴うおなかトラブルの啓発、そして正露丸およびセイロガン糖衣Aの効能・効果を啓蒙するものとなっているのが、「正露丸判じ絵」ならではだろう。

「金の延べ棒+青い蝶々」の答えは?

江戸時代の遊びであっても、「正露丸判じ絵」はFacebookやTwitterで簡単に共有できるようになっており、サイトにはPC・スマートフォンの両デバイスでアクセスできる。このような点はちゃんと現代風になっているのもちょっと面白い。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)