2月28日に開催された第88回アカデミー賞授賞式で、歌曲賞を獲得した歌手サム・スミス（23）。そこで彼が話した内容に、人気脚本家ダスティン・ランス・ブラック（41）がTwitterでキレた？

映画『007 スペクター』の主題歌『ライティングズ・オン・ザ・ウォール』を評価され、歌曲賞を授与された英歌手サム・スミス。彼は「数か月前にある記事を読んだ」としてこのように語った。

「こう書かれていたんです。ゲイを公表している人物に、オスカーを獲得した人はいないとね。」
「これが事実だろうとそうでなかろうと、僕はこの賞を世界のLGBTコミュニティに捧げたい。」

これを知ったゲイの脚本家ダスティン・ランス・ブラックは、こうTwitterに書き込んだ。

「ヘイ、サム。俺のことを知らないにしても、俺のフィアンセ（トーマス・デーリー）にメールするのは止める時期だ。」

またダスティンは自身が2009年に映画『ミルク』でアカデミー脚本賞を受賞した際の動画URLをアップ。サムの主張が正しくないと知らしめた。

その後、サムは「ゲイとして何番目の受賞なのかを言いたかったワケじゃない」「愛するLGBTコミュニティに光をあてたかっただけ」「君の映画を観てみるよ。遅ればせながら（2009年の）受賞、おめでとう」と綴った。それを受けてか、ダスティンも「LGBTの歴史を知ることは重要だ」「サムとトーマスは友人関係。だからメールをしあうのさ」と少々トーンダウンしている。
（TechinsightJapan編集部　洋子アンダーソン）