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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】退役旅客機に暮らす米男性 夢は「ボーイング747型機を買って日本でも!」

愛する場所に豪邸を構える、これは誰にとっても大きな夢であろう。しかし、トレーラーハウスの気ままな暮らしが一番という人々もいるアメリカ。中には建物とは呼ばないモノに暮らしたがる人だっているようだ。シアトルのメディア『seattlepi.com』が面白い男性の例を紹介している。しかもこの男性、日本でも同じことをしてみたいというのだ。

緑豊かなポートランドの10エーカーという広大な敷地の一点に、空の旅から引退した全長40m超というボーイング727型機がデンと鎮座する。この旅客機の持ち主はブルース・キャンベルさんという一般人。彼にとってはかけがえのない豪邸とのこと。さすがはアウトドア派が集まるオレゴン州というほかない。

1960年代から1984年まで製造され、世界の空を飛んできた1,832機のうちのこれは貴重な1機。デザインが美しいとして愛された同型機だが、少しばかりが南米やアフリカ、そして貨物機として空を飛んでいる他はほとんどが引退した。そんな1機をブルースさんが購入したのは1999年のこと。さっそく『AirplaneHome.com』というブログを立ち上げ、どんどん進化を遂げる自身の旅客機暮らしについて逐一状況をアップデートしてきた。

公開された写真の数々から、コックピットはほとんどいじっていないものの、多くの座席を外してオフィス、リビング、キッチン、ベッドルームをこしらえ、ランドリー、サニタリースペースも申し分ないものであることがわかる。唯一の欠点はトレーラーハウスのように公道を走って移動することができないこと。しかし飛行機が大好きなブルースさんにとって、そこに暮らすワクワク感が褪せることは決してないそうだ。

コックピットの様子(出典:http://www.seattlepi.com)

実は1年のうちの半分ほどを日本に滞在しているというブルースさん。なんと「今より3倍広いボーイング747-400型機(座席最大660)を購入することが夢。宮崎県でも同じような暮らしがしたい」と語っている。どうやらユナイテッド航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、デルタ航空などの退役機材に関心を持っている様子だ。ブルースさんの大きすぎる夢を宮崎県が応援するようであれば、新たな名所になることは間違いなしである。

出典:http://www.seattlepi.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)