海外発!Breaking News

writer : ac

【海外発!Breaking News】羊? 豚? 毛むくじゃらの「マンガリッツァ」が人気に(ハンガリー)

ハンガリーの国宝にもなっている「マンガリッツァ」という希少な豚。「毛むくじゃらな姿が羊みたいでかわいい!」とSNSで大変な話題になっているようだ。『mashable.com』が伝えている。

羊のようなクリクリした毛で覆われていることから「ウーリーピッグ(毛むくじゃらの豚)」とも呼ばれているマンガリッツァは、ハンガリーの在来種で主にドナウ川周辺に広がるハンガリー平原地帯で育つ。身体を覆う毛は、夏の厳しい日差しと、マイナス30度にもなる冬の厳しい寒さから身を守る大切な役目を果たしているという。その希少性から、ハンガリー国内でもなかなか食べることができなかったが、2004年にハンガリーの国宝に認定され国によって厳格に維持、保護されている。最近では日本でも食肉として人気なようだが、SNSでは「羊?」「豚?」「いつかペットとして飼ってみたい」といったコメントが次々と寄せられている。

マンガリッツァのブリーダーであるヴィルヘルム・コールさんは「マンガリッツァは優しく接すると犬のように懐いてきます。後追いをするのはもちろん一緒に遊ぶようになるんです」と語る。コールさんは食肉用として飼育しているが、マンガリッツァはトウモロコシ、ドングリ、カボチャ、ひまわりの種などの自然な餌を与えられ、放牧地で一年中運動をして育つため、赤身は濃厚、脂肪分も多くイベリコ豚と肉質が似ているという。コールさん曰く「神戸牛のような豚」だそうである。

出典:http://mashable.com
(TechinsightJapan編集部 A.C.)