米カリフォルニア州サンディエゴ中心部から北へ約15kmに位置するラホヤ。先月21日、その地の小さなギフトショップに現れたのは…。『laist.com』が伝えている。

美しい海と丘陵のあるリゾート地として有名なラホヤ。メインストリートには高級感あふれるブティックやショップが立ち並ぶ。ラホヤの名前はスペイン語で宝石を意味するとも言われ、おしゃれな街はたくさんの観光客で賑わう。そんな街のギフトショップ「The Cave Store」にやってきたのは1頭のカリフォルニアアシカの赤ちゃんであった。ラホヤはカリフォルニアアシカの繁殖地としても知られ、岩場や砂浜では何千頭といった数のカリフォルニアアシカが日光浴を楽しんでいる。

動物園でもよく目にするカリフォルニアアシカは、哺乳類の中でも高い知能を持っており、成長すると体長2メートルにもなる。水の中で過ごすことが多いとされるが、このたびギフトショップに現れた赤ちゃんは、「Sunny Jim Sea Cave」と呼ばれる洞窟から145段の階段を上って店に入ってきたという。赤ちゃんといっても体長1メートル近くはあるだろうか。レジで客の対応をしていたレイチェル・アゴスティさんは「店は階段を上りきったところにあるの。赤ちゃんアシカが店にいたのは10分ほどかしら。飾ってある商品の上によじ登ったり、店の中をぐるぐる歩き回っていたわ」と語っている。

アゴスティさんらはサーモンの切り身をエサにして、この赤ちゃんアシカを裏口からおびきだすことに成功。赤ちゃんアシカは崖を下り、無事海に帰っていったという。

ラホヤでは昨年からエサを求めて上陸する若いオスのカリフォルニアアシカが多数目撃されており、これらの行動は海水温度の上昇が原因ではないかと指摘する声もあがっている。

出典：http://laist.com
（TechinsightJapan編集部　A.C.）