仮に飛行中にコックピットの窓から未確認飛行物体(UFO)を見たとしても、それを口外しないとも言われているパイロットたち。エイリアンを乗せた円盤型UFOなど存在しないと考えている、精神的に異常をきたしたと思われたくない、軍が極秘のうちに戦闘機、偵察機、シャトルなどを打ち上げていた場合、その公表につながるような発言は慎まなければならないなど諸説あるようだ。しかしこのほどインドで…。
インド空軍(Indian Air Force 以下IAF)が26日、「午前10時30分から11時にかけ、レーダーがミステリアスな飛行物体の情報を捉えたため、戦闘機“スホーイSu-30MKI”がスクランブル発進した。場所はラージャスターン州北部の上空。パイロットはそれをUFOであると判断した」と発表し、人々の大きな関心を集めている。『UFO Sightings Daily』の編集者スコット・C・ワーリング氏は、IAFの提供した情報についてこんな風に述べている。
「それは球状の巨大な雲のようにも見えますが、直径3メートルもあれば彼らは決して見逃しません。また2本の指のような金属片が突き出ていることがわかります。そういうものに戦闘機は敏感に反応しますし、つまりその飛行物体は爆弾が取り付けられた気球として捉えられたのではないでしょうか。」
その通り「パイロットはそのUFOの動きを封じ込め、撃墜に成功した」と説明するIAF。現在はその残骸について収集と分析の作業が進められているというが、ある専門家は「気象観測のための気球だったのではないか」と指摘する。英米の空軍ですら脅威を感じているというロシア製戦闘機のスホーイSu-30MKI。これに目をつけられたら気球などひとたまりもないはずだ。
出典:http://metro.co.uk
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)