日本では当選者の氏名が明らかにされることはまずないが、米国では宝くじに当選すると本人を当選祝福イベントに登場させ、実名で大きく報道することになっている。だがそのシステムは当選者のそれまでの平和な暮らしを一変させることも多い。このほどジョージア州で…。
ジョージア州ベンヒル郡フィッツジェラルドの住宅街でこのほど起きた強盗殺人事件。被害者はフォークリフトのオペレーターとして働いていたクレイゴリー・バーチ・Jrさん(20)。宝くじに当選し大金を手にしたばかりで、自宅でくつろいでいるところに3人組の武装集団が押し入った。
銃を突きつけて金銭を要求されたことから財布の入ったズボンを差し出したクレイゴリーさんであったが、犯人グループはその中身があまりも少ないと激怒し、彼を射殺。警察は434,272ドル(日本円にして約5100万円)という宝くじに当選したクレイゴリーさんを妬む者による犯行とみて捜査を行っている。
クレイゴリーさんと一緒に暮らすガールフレンドのジャスミン・ヘンドリックスさんの間には、3週間前に男の赤ちゃんが誕生したばかりであった。ジャスミンさんによれば、クレイゴリーさんは「幼いわが子も見ている。家族の目の前で俺を殺すようなことだけはやめてくれ。銀行のカードでもなんでも渡すから」と懇願したものの、犯人たちはまったく情け容赦を見せなかったもよう。事件が起きる前から「当選は嬉しいものの身の危険を強く感じる」と不安を訴えていたという。
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(TechinsightJapan編集部 Joy横手)