2年前に突然家を飛び出し、行方不明になってしまったシベリアンハスキーの血を引くミックス犬。このほどその犬がなんと3,200kmも離れた場所で保護された。幸いにも無事であったが、これまでいったいどこで過ごしていたのかと話題を呼んでいる。
『CBS News』が米ロサンゼルスから伝えたところによれば、その犬の名はリアム。アーカンソー州ベントンヴィル市でビリー・ペインさんという飼い主の元で暮らしていたが、2歳の時に突然家を飛び出したまま忽然と姿を消えてしまった。何か月経っても情報が得られず、リアムを可愛がっていた娘たちの落胆は大変なものであったという。
すっかり諦めムードが漂っていたペインさん一家であったが、なんと先週、リアムを保護しているという吉報がカリフォルニア州の動物愛護団体「Inland Valley Humane Society」から飛び込んだ。彷徨う犬の通報が寄せられたのはロサンゼルスの東に位置するオンタリオの町で、その体には世界に1つの登録番号を入力してあるマイクロチップが埋め込まれていたことから、動物管理局の照合作業により飼い主の住所や電話番号はすぐに判明したという。
その知らせの中で、そこが自宅から直線にしてなんと3,200kmも離れたカリフォルニア州の町だと聞かされたペインさんの驚きは大変なものであった。興奮している娘たちのためにもすぐに迎えに行きたいところだが、彼は「飛行機代にも困っている。そのための募金活動を行ってもらえないか」と同団体に相談したとのこと。マイクロチップ登録までは良かったが、このファミリーは今後リアムを難なく飼い続けることができるのであろうかと、そちらにも関心が集まっている。
出典:http://losangeles.cbslocal.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)