とても活発で可愛いトイプードルという人気の愛玩犬。その子は片脚を事故で切断してしまった。それでも散歩が大好き、精一杯の二足歩行を続ける中国のあるワンちゃんの姿が話題となっている。
中国のメディア『新浪/新聞中心(news.sina.com.cn)』が、四川省綿陽市のトイプードル“バービー”の健気な姿を伝えて多くの人々の涙を誘っている。2010年、オートバイにはねられる事故が原因で大事な左前脚の切断を余儀なくされたが、飼い主との散歩に出たいバービーはその後、懸命に後ろ脚だけで歩くことを覚えたというのだ。
バービーの飼い主であるチェンさんは、「大変な血の海、バービーの悲鳴、あの事故のことは決して忘れられません。成都の動物病院で10万円くらいかけて治療してもらいましたが、脚の切断は避けられませんでした」と語る。活発なトイプードルが歩けなくなる、それによりどのような悪影響が出てくるものか強く心配したチェンさんであったが、その答えはバービー自身が出してくれたそうだ。
「半年ほどしたら、バービーは後ろの脚だけで立つことを自分で練習するようになっていました。その数か月後、夕食を食べていた妻と私の元にバービーが二足歩行で近づいてきたのです。」
現在9歳のバービー。この姿でなんと散歩では最高1kmも歩くことがあるという。そして所どころで休息を入れるたびに道行く人々が優しい声をかけてくれる。「とても可愛いいい子ね」などと言われて抱きしめられると、バービーは何より嬉しそうな顔を見せるそうだ。
出典:http://slide.news.sina.com.cn
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)