海外発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】完全武装の男、オバマ大統領ファミリーの愛犬誘拐を試みる(米)

涙を流しながら「銃規制に皆さんの理解を」と国民に訴えかけた姿が印象的だった米オバマ大統領。それから間もなく、非常に皮肉かつ恐怖の出来事がホワイトハウスの目の前で起きていたことがわかった。武装した男に愛犬が誘拐される寸前であったという。

愛犬家としても知られる米オバマ大統領のファミリー。しかし8日朝、1匹の犬が誘拐されようとしていたことが明らかにされた。ターゲットとなったのはポヂュギース・ウォーター・ドッグの“ボー”と“サニー”のどちらかとみられ、事件は未遂に終わったため一家および犬は無事である。

シークレットサービスに身柄を拘束されたのは、自身を「イエス・キリスト」あるいは「ジョン・F・ケネディとマリリン・モンローの間に生まれた息子」などと名乗るノースダコタ州出身のスコット・ストッカートという49歳の男。未登録の銃をはじめ数百もの火器・弾薬を積んだピックアップトラックでホワイトハウスに近づき、職員が異変に気付いたという。

荷台から押収されたのは刃渡り30cmの刃物、警棒、口径12ゲージのショットガンと71発分のラウンド弾薬、ボルトアクション・ライフル、22口径ロングライフルと289発分のラウンド弾薬ほか。大統領ファミリーの愛犬誘拐が目的であったとしながらも、『NBC News』はストッカートが“毎月99ドルの掛け金で国民全員が医療保険に加入”というヘルスケア構想とともに大統領選出馬への意欲を示したことを報じている。

またストッカートは2000年と2009年に、家族や隣人といった人間関係上のトラブルで様々な“お騒がせ”事件を起こして逮捕されており、警察官と対峙するたびに自身の武装意欲を強めていった可能性があるようだ。このたびの事件を担当する弁護士は、精神的な脆弱性を前面に出しながらストッカートの弁護にあたるとしている。

出典:http://www.nydailynews.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)