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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】米グレイハウンド・バスの乗客、数時間待ちぼうけ 運転手現れず

長距離バスの運転手がいかに過酷な労働環境にあるか、事故のたびに大きな話題となることは洋の東西を問わない。しかしなかには、運転手側の自己管理が明らかに行き届いていない例もあるようだ。米デンバーでこのほど、「グレイハウンド・バス」の交替運転手が出発時刻になっても現れないというアクシデントが起きた。

CBS系メディアの『KCNC-TV』が伝えたところによれば、問題のバスはミズーリ州カンザスシティを発ち、カンザス州をまたいで800kmほど西のコロラド州デンバーに向かうはずであったグレイハウンド社の長距離バス。所要時間も11.5時間と長いため、カンザス州サライナのあるモーテルにおいて午後4時すぎに運転手が交替となる路線である。しかし5日午後6時ごろ、警察や同社にそのバスの乗客からこんな連絡が入り、バスに異変が起きていることが発覚した。

「モーテルの外でずっと待ち続けていますが、新しい運転手さんが現れません。車内はすっかり寒くなり、小さな赤ちゃんを含む数十名の客が乗っています。これからどうなるのでしょう。」

そこまで運転してきたドライバーは勤務を終えてモーテルに入ったものの、交替のドライバーがいつまで待っても現れないというのである。グレイハウンド社は睡眠をとっていた先の運転手を起こし、バスに戻って新しいドライバーの到着を乗客と共に待つよう命じた。しかし国が長距離バスの運転手に対して定めている休息義務の規定があるため、これ以上の運転はさせられない。やっとバスがデンバーに向けて出発したのは夜の8時。グレイハウンド社は同メディアを通じて謝罪の声明を発表し、問題解決に向けて徹底的な調査を行うとしている。

出典:http://www.cbsnews.com
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)