米フロリダ州マイアミの動物園で起きたそのアクシデント。幼い子たちに特に人気者であったという小さなキリンが、予想外の事故が原因で死亡した。檻の安全性に関しては十分すぎるほどの配慮が必要だとして関係者の間で波紋を広げている。

この画像はマイアミのメディア『local10.com』によるその記事のスクリーンショットである。事故に見舞われたのは「Zoo Miami」という動物園の大変な人気者であった仔キリンの“ウェスリー”くんで、金属製のフェンス2枚の蝶番（ちょうつがい）に首を引っ掛けたことにより脊髄に損傷を受け、まっすぐ立ち歩くことができなくなったことから残念ながら安楽死となった。

事故が起きたフェンスは飼育用の檻と見学用の檻を仕切るために設けられていたもので、まだ小さなウェスリーにとってフェンスとフェンスの間には頭がやっと入る程度の隙間があった。不幸にも自らそこに首を引っ掛けたものとみられている。飼育員らが気づいて数分以内にはウェスリーの体をそこから引き上げ、獣医の診察に入ったものの時すでに遅かったという。

ウェスリーはこの動物園にとって48番目という昨年5月に誕生したキリンで、まだ生後9か月。「このような痛ましい事故は初めてです。どんな動きをするか予想がつかない動物たちのためにも、こうした危険な溝や隙間については徹底的に修繕して事故を防ぎたいと思っています」と広報担当のロン・マギル氏は話している。

出典：http://www.local10.com
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）