英ウェスト・ミッドランズ州でこのほど、高齢女性の自宅が吹き飛ぶという激しい爆発事故が起きた。ガス漏れが原因とみられているが、奇跡的に無事であったその女性が隠れていた場所にも大きな関心が寄せられているもようだ。
この画像は英メディア『news.sky.com』によるその記事のスクリーンショット。ウェスト・ミッドランズ州ウルヴァーハンプトンで先月28日午前8時ごろ、ウェンディ・アヨウブさんという73歳の女性の自宅で爆発が起き、家屋は一瞬にして吹き飛んだ。たまたまそこを走っていたタクシーの運転手も強い衝撃によるショックで病院に運ばれたという。
絶望的とみられていた家主のウェンディさんであったが、州消防局の救助隊員が約1時間半後にがれきの中でたたずんでいる彼女を発見。すぐに「ニュークロス病院」へと搬送された。打撲や擦過傷、足首の骨折などが認められたものの、すでにかなり回復していることを本人が病室からメッセージで伝えている。
この事故に関して消防局ではガス漏れが原因とみて調査を進めているが、興味深いことに「爆発の規模から考えると、ウェンディさんの怪我がこの程度であったことは奇跡的です。彼女の命を救ったのはキッチンの洗濯機でした」と説明した。頑丈な洗濯機にピタリと寄り添って身をかがめたことで、屋根や壁が崩落して寄りかかってもそこにちょっとした隙間ができていたという。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)