海外発!Breaking News

writer : ac

【海外発!Breaking News】食肉処理場から逃げ出した牛、保護され新しい人生が(米)

米ニューヨーク州クイーンズ区のある商店街に、突如として現れた1頭の牛。その運命は…。『newyork.cbslocal.com』が伝えている。

1頭の牛が逃げ回るのは、車も行き交いショッピングをする人で賑わうニューヨーク州のクイーンズ区商店街。この牛は飼育場から運ばれ食肉処理場でトラックの荷台から降ろされた際に逃走し、人が集まるこの商店街に行き着いた。人の群れを避けて逃げる牛の姿は、ビデオに納められSNSで瞬く間にシェアされる。そして翌日には食肉へと処理されその短い生涯を終えるはずだった1歳の牛の運命は、この画像を見た動物愛護運動家のマイク・スチュラさんによって大きく変わることになった。マイクさんはクイーンズから約90キロ離れたニュージャージー州のウォンテージで動物保護施設「Skylands Animal Sanctuary and Rescue」を運営している。

「とにかくいてもたってもいられなくて。トラックに乗ってクイーンズ区のジャマイカ処理場を目指したんだ。もちろんあの牛を助けるためさ。オーナーは最初こそ渋っていたものの、一晩かけて説得しただけあって最後は快く引き渡してくれたんだ」とマイクさんは『CBS NEW YORK』のインタビューに答えている。この牛は“フレディ・マーキュリー”と名づけられ、すでに獣医により簡単な健康診断が行われており、2週間隔離された後に問題がなければ他の牛たちと共に過ごすことができるという。この保護施設では動物を保護し教育を目的としたツアーを随時行っており、動物の世話も寄付金によって賄われている。

食肉処理場では通常月齢18か月くらいまでの牛が処理されるが、牛の寿命は18年から25年ほど。フレディは自ら新しい人生を勝ち取ったのだ。

出典:http://nypost.com
(TechinsightJapan編集部 A.C.)