なぜこれほどまでに事故が多いのか。中国で頻繁に起こるエスカレーターでの悲劇には首を傾げざるを得ない状態が続いている。

今月10日、雲南省昆明市のショッピングモールでまたもやエスカレーターでの事故が発生し、3歳の幼い命が奪われた。『shanghaiist.com』が報じている。

監視カメラに映っていたのは3人の幼い女の子たち。うちの1人はエスカレーターを昇り降りし、もう1人はエスカレーター手前で座り込んでいる。この状態で事故が起こらなかったのが不思議なくらいだが、悲劇はその後に起こってしまった。3人目の一番小さな3歳の女の子がエスカレーターの手すり部分にうつぶせになり乗ると、そのままの状態で上昇。ついにはバランスを崩して手すりから真っ逆さまに落ちてしまったのだ。子供たちが遊んでいたのは4階で、まわりに大人の姿はない。女の子は後に死亡が確認された。

中国でのエスカレーターの事故はここ1週間で3件目。江西省では親が目を離した隙に幼児がエスカレーターに指を挟まれ切断、貴州省では男の子が手を挟まれたものの間一髪のところを救助されている。こうした事故で犠牲になっているのは子供たちが多い。エスカレーターでの事故が多発しているだけに、より徹底した安全対策はもちろんのこと、エスカレーター付近では大人が子供から目を離さないことが何より大切なようだ。

出典：http://shanghaiist.com
（TechinsightJapan編集部　A.C.）