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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】高速道路、突然のプロポーズで渋滞に。警察の「おめでとう」に市民唖然(米)

クリスマス休暇に合わせて婚約指輪を購入する男性も多いアメリカ。このほど米テキサス州である男女がめでたく婚約したが、プロポーズの場所が場所だけに市民に大変な迷惑をかけてしまった。軽犯罪に相当すると怒る市民。しかし警察は…!?

テキサス州のダラスとヒューストンを結ぶ重要な州間高速道路であるI-45号線で13日、大変な渋滞が発生した。道路の利用者は事故か故障車かなどと考えたが、なぜかそうした情報が入らない。実はとんだ“イベント”が展開されていたことをヒューストンのメディア『chron.com』が伝えている。

そのイベントとは、ヴィダル・バジャダレス・ナヴァスさんという男性とその友人の考案による突然の「ハイウェイ・プロポーズ」。インスタグラムに投稿された動画によれば、ダウンタウン・ヒューストンにほど近いポイントで車を停めたナヴァスさんは交際1年半のガールフレンド、ミシェル・ワイコフさんを道路の進行方向やや左端に立たせている。彼はその隣の車線にひざまずき、婚約指輪を手に求婚の言葉を口にするとワイコフさんも大喜び。2人で熱い抱擁を交わす。そんな2人をカメラで撮影するため、さらに隣の車線にも友人や家族が立っていた。

クラクションを鳴らす者もあったが、ほとんどの車がストップして35秒間かかったそのプロポーズにつき合ってあげたことから、当然ながら道路では渋滞が発生してしまった。他人の迷惑を顧みないこのイベントに、「Bクラスの軽犯罪に相当する」として人々は警察に通報。しかしハイウェイパトロール隊員の到着時にはすでに解散となっていたという。『ヒューストン・クロニクル』紙の取材に、警察は「まずは誰もが無事で事故もなく良かった。カップルにはおめでとうと言いたい。ただし他の人はこれを決して真似しないように」などと語っており、どうやらお咎めはないようだ。

一方でナヴァスさんは、そのようなプロポーズを行った理由を「思い出に残るような一風変わったプロポーズにしたかった。僕は2度目のデートでミシェルをバイクに乗せてここを突っ走り、それ以来、I-45でのドライブ、特にその場所は彼女のお気に入りだった。当日はもう無我夢中で、人々への迷惑や事故を招く可能性まで考えていなかった」と説明している。これにテキサス州交通局は「大変危険な違法行為である」と激怒してみせ、ネット上でもナヴァスさんを批判するコメントが続出した。この件に関しては、珍しいことに警察が一番寛容であった。

※ 画像はchron.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)