何かとストレスの多い現代。近年の研究では、ストレスが健康に影響を与えると認識している群の死亡率は43%高まることが見いだされている。この結果に、ストレス解消しなくてはと焦りを感じた人も多いのではないだろうか。しかし簡単にストレス解消と言っても、実際何をしたら良いのか分からない。そんなあなたに、簡単にリラックスできるアプリがあるのでご紹介しよう。
『マインドフルネス』という言葉を聞いたことがあるだろうか。直訳すると“気付くこと”“意識すること”という意味で、今、この瞬間の意識・体験に集中することで自分やものごとの本質に気付き、現実をあるがままに受け入れることを指す。そうすることで感情をコントロール出来たり、本質を見極められるようになるのだ。この『マインドフルネス』は、新しい瞑想の形として世界でも注目を集めている。
そんな『マインドフルネス』が簡単に実践できてしまうアプリ『myalo(ミャロ)』が、11月16日に提供開始されたので実際に体験してみた。
『myalo』ではiPhoneのインカメラで心拍数を測定する旭化成の最新機能が搭載されており、まずは心拍数を測定する。心拍数の測定が終わると座り方の説明があり、それに従った座り方に正す。トレーニング時間が表示されている時計が動き出す再生ボタンを押すと、スタート。呼吸に集中するトレーニングが始まり、音声ガイダンスに合わせて実践していく。『myalo』では禅の要素を取り入れたことからか、仏具の“鈴”のような音が鳴ったのが印象的で、一番精神統一できるシーンとなった。トレーニング実施後は再度インカメラで脈拍を測定することで、効果検証が可能だ。
記者が実践したのはセッション1のマインドフルネス入門だが、その他に全56セッションという豊富なコンテンツにより構成されており、脳科学の知見を活かしたプログラムは、セッションごとにテーマが分かれている。そのセッションをたくさんこなすことで称号をアップさせることができる。ホーム画面では“STAGE”や“MY PAGE”などのカテゴリーから、自分が今トレーニングしているセッションが一目瞭然でわかるようになっていて、しばらくお休みしてしまっても前回終えたところから始められるのだ。
『マインドフルネス』はストレス軽減やパフォーマンス向上の効果が期待できることが科学的に明らかになっており、米国の大手IT企業でも社員のパフォーマンスやリーダーシップを向上させる研修プログラムとして人気が高い。日本でもメディアでマインドフルネスに関する特集が組まれたりと注目を集めている。
https://myalo-app.com/LP/
(TechinsightJapan編集部 木村美保)