海外発!Breaking News

writer : ac

【海外発!Breaking News】顔に巨大な腫瘍が。1日1升の酒が災いして(中国)

中国・広州市に住むHong Shuさん(53)は、大の酒好き。しかし、その酒好きが高じてとんでもないことになってしまった。中国メディア『人民網』が伝えている。

Hongさんが両耳の周りに異常を感じたのは10年以上前のこと。小さな腫れは喉、首にまで広がり、ついには首を動かすこともできなくなってしまった。自分の容姿を悲観した彼はうつ状態に陥り、家に閉じこもるようになる。痛みがないため放置していたが、次第に食事や呼吸までもが困難になり、病院を受診することにした。この時点で、腫れものはHongさんの喉を覆うかのように幅16センチ、長さ14センチまで膨れ上がり、首の後ろにいたっては19.5センチの左右対称の大きな瘤が2つもできていた。

医師の診断は、世界でも400例余りしか報告されていない極めて稀な疾患である「良性対称性脂肪腫症(Madelung Disease)」であった。頸部、頭部の塊は皮下脂肪が沈着したもので、アルコール多量摂取が原因であることが多いという。Hongさんはアルコール依存症で、米や穀物から作られる“白酒”と呼ばれる蒸留酒を30年間欠かさず毎日、少なくとも1リットル、多い日は1升(1.8リットル)の量を浴びるように飲んでいた。この白酒、アルコール含有量は40~60パーセントというからウォッカ並みの強い酒だったことがわかる。これまで3回の手術をうけ脂肪の塊を切除したHongさん。今のところ再発はないが、もう酒はコリゴリだとか。

※ 画像はsd.people.com.cnのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 A.C.)