かつて『007』シリーズで主人公“ジェームズ・ボンド”を演じ、今も同シリーズに相当な思い入れがあるという俳優ロジャー・ムーア（88）。彼がこのほどメディアの取材に応じ、ある発言で物議を醸した。

『007』シリーズを愛し、「年寄り版“ジェームズ・ボンド”で良ければ私がカムバックしたい」と語り話題を集めたロジャー・ムーア。彼がこのほど英メディアの取材を受け、ボンド役につきこう語った。

「こんな風に、色々な人が話していたよ。“女性版ボンドやゲイのボンドがいても良い”ってね。」
「でもそんなのは、ボンドとは言えない。作家イアン・フレミングはそんなボンドを書いたわけじゃないんだから。」

ちなみに現役ボンドのダニエル・クレイグ（47）は、ムーアとは全く異なる意見の持ち主だ。彼は『Sky News』より「ゲイ、黒人、女性のボンドはアリでしょうか？」と問われ、こう答えているのだ。

「何だってアリだよ。真実味があればね。」

ムーア本人は「ゲイが嫌いってわけじゃないし、差別しているわけでもない。ただ（ストレートな男性以外は）本来のキャラクターに忠実とは言えない」と語っている。

※画像は、facebook.com/RogerMooreのスクリーンショット。
（TechinsightJapan編集部　ケイ小原）