このほど「僕はHIV陽性だ」と公表し、世間を驚かせた米俳優チャーリー・シーン(50)。彼の父で映画『地獄の黙示録』などで知られる名優マーティン・シーン(75)が、息子の告白に言及し「すごい勇気だ」と褒め称えた。
「僕は確かにHIV陽性です。」
「これを知る人達にゆすられ、何億円も支払ってきました。これを機に、そのような支払いをやめたいと思う。」
TV番組に出演したチャーリー・シーンは、そのように告白。診断からすでに約4年が経過していること、また誰からいつ感染したかは分からないなどと語り、世界中のファンを驚かせた。一方で父マーティン・シーンは、フロリダ州ネイプルズにて開催された会議に参加。そこで息子の告白について、こう話した。
「息子はこれまで何度も(公表を)思いとどまった。自ら処刑場に向かうような行為だからでしょう。」
「これまでの人生で公表は最も辛いことだったのです。」
またマーティンは「息子が望めば、このイベントもキャンセルして一緒に行ってやる予定でした」と明かし、時折声を詰まらせながらこのように続けた。
「今朝、息子の姿を(TVで)見ました。最も暗い秘密を明かす息子の姿です。信じがたいほどの勇気でした。あれが自分の息子だとは…。」
「彼にはこうメッセージを送りました。僕にもしあのような勇気があれば、世界をも変えられるだろうとね。」
またマーティンは「これを機に息子には自由になってほしいと思います」と述べ、これまでの深い苦悩を思いやった。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)