米オクラホマ州で24日、ホームカミングデーのパレードでにぎわう州立大学のキャンパスにおいて、飲酒運転の車による悲惨な事故が起きたことを複数のメディアが速報で伝えている。
「オクラホマ州立大学」のメイン・キャンパスで24日午前10時31分、1台の乗用車がホームカミングデーのパレードを警備していたパトロール隊のバイクに衝突し、さらに柱に激突してから見物人の群れに突っ込むという大惨事が起きた。スティルウォーター警察は、ナキタ・プラバーカーさん(23)、ボニー・ジーン・ストーンさん(65)、マーヴィン・ライル・ストーンさん(65)、そして「オクラホマ大学チルドレンズ病院」に搬送された2歳のナッシュ・ルーカス君の死亡を発表した。
「オクラホマ大学メディカル・センター」の広報担当者ヴァレリー・ブラウンさんによれば、重軽傷を負って搬送された人の数は40名にのぼり、4分の1が1~13歳と未成年者が多いことも特徴であるとのこと。その中で4名の未成年者を含む7名の入院が決まったと発表している。また同州エドモンドにある「セントラル・オクラホマ大学」では、ドン・ベッツ総長がインド・ムンバイからのMBA留学生ニキータ・ナカルさんが死亡したとの情報を得たとし、哀悼の意を捧げたもようだ。
事故を起こした車は2014年製ヒュンダイ・エラントラ(Hyundai Elantra)。スティルウォーター警察は、飲酒の影響下でこの車を運転していたアダシア・エイヴェリー・チェンバースという25歳の女を自動車運転過失致死傷罪につき逮捕・連行した。事故当時かなり興奮気味であったことから、薬物の影響下であった可能性についても血液検査の結果を待っているという。このたびのホームカミングデーでは、イベントの目玉としてカンザス大学を招いてのフットボールの試合が2ブロックはなれた「ブーン・ピケンズ・スタジアム」でその後に予定されていたが、とてもそれどころではないと慌てて帰宅する者も多かったもようだ。
※ 画像はedition.cnn.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)