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writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】40年前に韓国で生き別れた姉妹、アメリカで奇跡の再会。

米フロリダ州のある病院でこのほど、40年前に生き別れていた顔形もそっくりな姉妹が偶然すぎる再会を果たし、感動の涙を流したことを同州のメディア『extra.heraldtribune.com』が伝えた。

姉妹は、タンパの南方にある「ベイフロント・ヘルス・ポート・シャーロット病院」の4階外科病棟で今年1月から看護師として勤めていたホリー・ホイル・オブライアンさん(本名ポクナム・シン=46)と、3か月後に同じフロアにやってきた理学療法士のミーガン・ヒューズさん(本名ユンスク・シン=44)。姉妹は韓国釜山の孤児院で育ち、幼くして遠い米国の別々の家庭の養子に。そこで離ればなれとなったが、ともに「人のために働きたい」と医療関係の職を志したことから運命の手綱は引き寄せられたのであろう、このたび40年ぶりという奇跡の再会を果たし、熱い期待を胸に臨んだDNA検査の結果はもちろんクロであった。

妹のミーガンさんには幼児期についての記憶をほとんど持っていなかったが、姉のホリーさんは「母親は若くして亡くなり、父親は食料雑貨店を経営していたためお金はあったが愛情に欠け、アルコール依存症でした。再婚したもののステップマザーは妹を連れて夜逃げ、その後父は列車にはねられて死亡してしまったのです」と悲しいことが続いた幼児期を話している。孤児院では一緒であったものの、やがてホリーさんはバージニア州の、そしてミーガンさんはニューヨーク州の家庭に養子として迎えられ、そこで連絡が途絶えてしまった。

まさか40代にしてフロリダ州で勤務先が同じになるとは夢にも思わなかったというホリーさん。同メディアには「私が妹の所在を気にしていたため家族が孤児院に連絡してくれたけれど、妹の記録は一切残っていませんでした。でも私は決してあきらめない、いつか妹を捜し出すと心に決めていました」とも語っている。また子供のいないホリーさんは、12歳、19歳というミーガンさんの娘の伯母になれたことが嬉しくてたまらない様子だ。

※ 画像はextra.heraldtribune.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)