女性なら誰でも夢見るであろう結婚式。しかしあるアメリカ人女性は、4年の交際を経てゴールインまであと一歩のところでフィアンセに別れを告げられてしまった。その後、彼女は意外な行動に…。米カリフォルニア州サクラメントのローカルテレビ局『KCRA』が伝えたニュースが話題になっている。
クイン・デュエイン(27)さんは、カリフォルニア州サクラメント市内中心部に位置する高級ブティックホテル「Citizen Hotel」で人生最良の日を迎えるはずだった。120名を招待し、3万5000ドル(約420万円)の盛大な披露宴を予定していたクインさんが、母カリーさんに婚約者との破局を伝えたのは式の2週間前。あまりにも直前すぎて払い戻しがきかないと知った母と娘は、式をキャンセルする代わりに地元のホームレスを招待することに決めたのだ。
前菜、サラダ、パスタ、サーモン、ステーキ…と3コースの料理を堪能したのは90名のホームレス。豪華な“秋の食事会”に5人の子供たちを含む家族7人で招待されたエリカ・アブドラさんは、「大切な人を失って悲しみのどん底にいるはずなのに私たちホースレスをこんな立派な披露宴に招待するなんて、普通じゃできないことよ。こんな機会を与えてくれて本当に感謝しているわ」と『KCRA』のインタビューに満面の笑みで語っている。
一方で、傷心のクインさんは当日姿を見せることはなかったが、ハネムーン予定だった中央アメリカ北東部のベリーズに母との2人旅を楽しんでいるそうだ。もちろんこれもウェディングパッケージのひとつだったという。
※ 画像はkcra.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 A.C.)