ユーロミリオンズ(EuroMillions)は、ヨーロッパで人気の数字選択式宝くじである。「メインナンバー」である1から50の中から5つの数字と、「ラッキースターナンバー」である1から11の中から2つの数字をマークシートに記入する。イギリス南部のワイト島に住むスレイターさん夫妻は、20年間ふたりで同じ数字のユーロミリオンズを買い続け、このたびふたり仲良く日本円にして2750万円(£149,089.30)ずつ、合わせて約5500万円の懸賞金を獲得した。実は妻のジェーンさんは買った宝くじの存在さえ忘れていたという。
9月30日の朝はやく、フェリーボートでの仕事を終え帰宅した夫のアラン(65)さん。いつものようにフットボールの試合の結果をチェックし、宝くじ(EuroMillions)の当選番号に目を通した。すると5つの番号と2つのラッキースター番号がぴたりと一致。「2750万!!! 仕事の疲れも忘れ、2階で寝ている妻をすぐさま起こしに行きました」アランさんの興奮ぶりが目に見えるようだ。
そして2日後の10月2日。このカップルにもうひとつの幸運を運んできたのは愛犬のルビーだった。
「朝の散歩を終え車で自宅に戻ろうとすると、ルビーが私と一緒に後部座席に乗り込んできて、雑誌を見つけたんです。ルビーは雑誌が気になって仕方がないようでした。」とはジェーンさん。「ルビーはしばらく雑誌で遊んでいたの。するとそこに挟んであった一枚の紙がひらりと落ちたわ。最初はそれがなんだか見当もつかなかったけれど拾い上げてみてびっくり。私の買った宝くじだったのよ。まるでここにあるよ!ってルビーが教えてくれたようでしょ。」その日はなんとルビーの2歳の誕生日でもあった。そしてその宝くじも見事大当たりしたのだ。
1度のみなず、2度の大当たりで合計額約5500万円( £300,000)を獲得したふたりは、当たり券を発見し涙がとまらなかったという。「これで2人の子供たちにも楽をさせてあげられるし、退職後の生活を楽しむことができるよ。もちろん、お手柄犬も一緒にね…。」
※ 画像はmetro.co.ukのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 A.C.)