日本の全国高校野球選手権大会がいかに清々しく礼儀正しい態度を大切にし、スポーツマンシップに則ったものであるかを見せてやりたいものだ。このほど米テキサス州の高校フットボールの試合で、あってはならない選手たちの暴挙が伝えられた。
テキサス州マーブルフォールズで4日に行われた高校フットボールの試合。そこでビハインドなゲーム展開に不貞腐れていた選手が、斜め後ろから審判(名前などは明らかにされず)の頭部に激しいタックルをくらわせ、倒れたところにまた別の選手が飛び乗るという許されない暴力行為があったことを『CBS News』が伝えた。
この日、対戦したのはサンアントニオの「ジョンジェイ高校」とホームチームである「マーブルフォールズ高校」。アクシデントは残り時間あと1分という中で起きた。この画像はCBS系のローカル局『KENS-TV』が捉えた映像のスクリーンショットだが、右奥のジョンジェイの選手が審判にまさにタックルする寸前のもので、このあと審判の体が激しい勢いで飛ばされたことは言うまでもない。またこのアクシデントの前にもジョンジェイのクォーターバックら2名が悪質なファウルにより退場させられていることから、チームとしてスポーツマンシップの指導がなっていないと批判の声が相次いでいる。
この件についてジョンジェイのコーチ、ゲーリー・グティエレス氏は正式に謝罪したが、被害にあった審判は「ひどく困惑している」と話し、選手2名に対して法的手段に出ることも検討している。また両校が所属するサンアントニオ・ノースサイド独立教育学区は多数の者を呼んでヒアリングを行いながら原因を調査すると表明。人種差別的な言葉を放った者がいたかどうかについても確認するもよう。選手2名にはすでにチームから除名、停学の処分が下された。試合は結局ホームチームであるマーブル~が15-9で勝利を収めている。
※ 画像はcbsnews.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)