writer : mihorii

秋の夜長に月を眺めながら、ゆっくりと楽しむ。味わい深いキリンのビール3種を飲み比べてみた。

あっという間に夏も過ぎ去り、秋雨にどことなく寂しさを感じるこの頃。そんな寂し気な秋を盛り上げてくれるようなビールがキリンから1日に発売された。“イザヨイの残る空を見上げて想う秋”がキャッチフレーズの『十六夜の月』だ。4月7日にリニューアル発売されている『GRAND KIRIN』『THE AROMA』と今回発売された『十六夜の月』3種を飲み比べてみた。

まずどのビールもひと手間かけたホップを発酵中に漬け込む『ディップホップ製法』により、従来の製法では叶わなかった複雑な香味を引き出すことに成功。200回以上の試醸を重ね、確立した『ディップホップ製法』は特許を取得している。この製法により「一本で満足できるビール」が完成したとキリンは胸を張る。またじっくり味わえるように開発された専用のボトルは口を広くすることで口当たりの良さを実現。まるでグラスに注いだような感覚で味わえる。

月を象徴的に描きながら、秋の夜長にゆっくり味わう情景をイメージしたデザインのボトルが目を引く『十六夜の月』

1日に発売された『十六夜の月』は、月を象徴的に描きながら、秋の夜長にゆっくり味わう情景をイメージしたデザインのパッケージが目を引く。ニュージーランド産ホップ由来のグレープフルーツを思わせるフルーティな香りが特長の希少ホップ『ネルソンソーヴィンホップ』が使用されており、香り高く、フルーツビールに近い味わいを感じる。口当たりもまろやかで、ビールが苦手な人でも飲みやすい。デザイン、味、香り、全てにおいて女性が好みそうである。

上質な苦みと深みある香りがしっかりと感じられた『GRAND KIRIN』

『GRAND KIRIN』は一口飲んで感じる印象が正統派のビール。のど越しもすっきりとしており、ラガータイプならではの上質な苦みと深みある香りがしっかりと感じられた。一番ガツンとくる感じで一本での満足感が高い。

華やかな香りが口いっぱいに広がる『THE AROMA』

最後に『THE AROMA』を試飲。パッケージのオレンジ色がおしゃれな印象で、アロマの良い香りを連想させる。飲んでみると金木犀を思わせるような華やかな香りが口いっぱいに広がり、後味にも香りが残り余韻を楽しめる。アロマの香りに癒されながら、ゆったりと飲みたいビールである。

どのビールもおしゃれなパッケージと豊かな味わいが特徴で、秋の夜長に、月でも見ながら、美味しい食材と共に頂けたら最高である。記者個人的には『十六夜の月』のクリーミーな口当たりとフルーティな味わいがお気に入りである。
(TechinsightJapan編集部 みほりー)