腸年齢、自分は何歳なのか、実年齢よりも高いのか低いのか気になる―という人にピッタリの診断方法があるのでご紹介したい。23項目をチェックするだけの簡単なテストだ。このテストで、西日本では長崎・鹿児島・宮崎という九州の3県がワースト3にランクインするという結果が出た。
国立研究開発法人 理化学研究所 辨野義己氏が監修した腸年齢テストでは以下の項目をチェックするだけで大まかな腸年齢が分かるという。
【食事について】
1. 朝食はいつもあわただしく時間がない
2. 朝食は食べないことが多い
3. 食事の時間は決めていない
4. 野菜不足を感じる
5. お肉が大好きである
6. 外食は週4回以上ある
7. 牛乳や乳製品は苦手
【生活習慣に関して】
1. タバコをよく吸う
2. 顔色が悪く、老けてみられる
3. 肌荒れや吹き出物が悩みの種
4. いつもストレスを感じる
5. 運動不足が気になる
6. 寝つきが悪く、寝不足である
【トイレに関して】
1. トイレの時間は決まっていない
2. おならが臭いと感じる、臭いと言われる
3. 息まないと便が出てこないことが多い
4. 排便後も便が残っている気がする
5. 便が硬くて出にくい
6. コロコロした便が出る
7. ときどき便がゆるくなる
8. 便の色が黒っぽい
9. 出た便が便器の底に沈みがち
10. 便が臭いと感じる、臭いと言われる
さて、アナタはいくつ当てはまっただろうか。結果は次のとおり。
0~4個の人は、腸年齢が「実年齢より若い」。腸内環境が大変良好で理想的。
5~9個の人は「実年齢よりやや高い」。まずまずの腸年齢だが、実年齢より10歳ほど高い。
10~14個の人は「腸の老化が進行」。腸年齢は実年齢より20歳ほど高い。
15個以上の人は「腸はもはや老人」。腸年齢は実年齢を30歳以上、上回っている。
先日、20~40代の男女1,080名に「食生活と腸に関する調査」が実施され、この腸年齢テストで腸年齢が「実年齢より若い」という人が32.9%いるという結果が出た。つまり、それ以外の7割近くの人は「実年齢より高い」ということになる。「腸の老化が進行」している人が18.7%、「腸はもはや老人」という人も4.2%いるという結果になった。
西日本の県別では、ベスト3は鳥取・山口・熊本で、逆にワースト3は長崎・鹿児島・宮崎という九州の3県であった。腸年齢テストと同時に実施された質問では、長崎では普段の食生活で「揚げ物など油っこい食べ物が多い」人が45.5%、宮崎では「お酒をほとんど毎日飲む」人が23.5%、腸の健康や腸内環境について「全く意識しない」人が47.1%とそれぞれ県別ランキングでトップなのが興味深いところだ。
では腸年齢を若くするにはどうしたら良いのか。調査では「腸のために普段していること」という質問には、「乳酸菌飲料やヨーグルトを摂る」人が47.4%でダントツでトップだった。この調査は、日本人の食事の欧米化や、朝食をとらない人が増えるなど食生活の乱れが腸の調子に影響を及ぼし、胃や腸に負担を感じている人が増えているという背景を踏まえて、株式会社ヤクルト本社 西日本支店がヤクルト創業80周年にあたり実施したもの。同社の乳製品乳酸菌飲料「Newヤクルト」は、生きて腸内まで到達し、腸内環境を改善する乳酸菌 シロタ株が、1本(65ml)あたり200億個含まれている特定保健用食品(トクホ)だ。実際に「腸内環境を整えるため」に飲んでいる人が39.6%いることも今回の調査で分かった。
腸年齢を若くするために、まず前述の腸年齢テストの【食事について】【生活習慣に関して】で自身が該当した項目を改善してみてはいかがだろう。野菜不足を感じる人は野菜を多く摂るようにする、お肉が大好きな人は欲求を抑えて食べる機会を減らす…などである。結果、顔色が良くなり、見た目年齢も若くなれば、毎日生き生きと過ごすことができそうだ。
(TechinsightJapan編集部 関原りあん)