猛暑続きでうだるような暑さに悶えていた記者に編集長から「合コンの取材があるよ」との知らせが届いた。「美味しい食事と厳選20種以上のシャンパン・スパークリングワインが飲み放題だよ」と聞いたら二つ返事で引きうけます！　お気に入りのワンピースに身を包み記者は合コン会場に向かった。

「六本木で合コンかあ」しばし遠い目で昔を振り返る。いや、これは仕事だと自分に言い聞かせながら、お気に入りの夏らしいワンピースに袖を通し向かった先は、六本木ヒルズにほど近いお洒落なレストラン。ここで、TOKYO FMの3番組が番組の垣根を越えて開催する大規模合コン「TOKYO FMのリスナー参加型サマーパーティー“POPコン！”」が開催される。記者は今日ここに潜入するのだ。

エントランスで自分の名前“ラジオネーム”が書かれたパスを首からさげ、いざ緊張のなか会場へ。『アポロン★』『シンクロのシティ』『Skyrocket Company』の3番組のリスナーから選ばれた120名が参加とあって会場は凄い人だ。

後方には厳選された20種以上のシャンパン・スパークリングワインが並べられており、20時の開演前からお酒を楽しんでいる人の姿も見られる。記者も指定された席に着きいざ合コンスタート。

参加者たちが待ちに待ったパーソナリティの登場に会場は歓声と拍手に包まれた。堀内貴之、マンボウやしろの男性パーソナリティ陣はハーフパンツのラフな姿。齊藤美絵、MIO、浜崎美保の女性パーソナリティ陣は色とりどりのドレスと、その華麗な容姿に記者も思わずうっとり。

ゲストには日本合コン協会会長の絵音氏も登場。合コンをより楽しむための秘訣を教えてもらった。記者も思わずペンでメモを取りまくる。絵音氏によると、合コンの自己紹介は1.名前、2.職業、3.休日の過ごし方、この順番が大切とのこと。これによって相手との距離がまず近づくという。リアクションも大事で、男性には「すごい。なるほど。面白い。」女性には「かわいい。いいと思う。わかる。」このキーワードを使うことにより相手を喜ばせ会話が弾むらしい。はい、メモ。

早速、記者が座るテーブルでも絵音氏のアドバイス通り「1.名前、2.職業、3.休日の過ごし方。」で自己紹介が開始された。普通の自己紹介のようだが、これが実に盛り上がる。休日の過ごし方に共感すると一気に相手と会話がしやすくなるのは驚いた。“ラジオネーム”が書かれたパスを首からさげているため、「よく○○さんラジオで読まれてますよね」といった話もあり、共通のラジオ番組を聴いているリスナー同士、そんなところからも親交が深まりやすい。合間に運ばれてくる美味しい食事を楽しみつつ、記者も中学時代に一度ラジオで葉書を読まれた遠い過去が鮮明に蘇り、エピソードを披露しみなさんと熱いラジオトークを繰り広げた。

そうこうしているうちにクイズタイムがスタート。司会者からラジオ番組に関するクイズが出題され、テーブルごとに一緒に答えを導きだしていた第4問目。回答を発表する時「正解はこの方たちに答えていただきましょう」の一声で登場したのはなんとRIP SLYMEのRYO-Z、SU、ILMARI。TOKYO FM サマーキャンペーン2015のテーマソングとなっている『POPCORN NANCY / JUMP with chay / いつまでも』をこの日リリースしたRIP SLYMEが合コンを後押しすべくサプライズで登場したのだ。

RIP SLYMEからの最終問題も出題され、クイズ大会は正解グループ多数でじゃんけんへ。優勝チームにはなんと「フランチャコルタ ロゼ ブリュット」のスパークリングワインがプレゼントされた。記者のグループは残念ながら優勝は逃したものの、拍手で健闘を称えさらにテーブル内の絆が深まった。

クイズが終わるとグラス片手に自由に席を移動し、参加者は思い思いの楽しみ方をしていた。パーソナリティと興奮気味に写真撮影をしたり、違うグループの人たちと歓談したり「ラジオ」という楽しさを共有できるとあってどこでも話はすぐに盛り上がる。

誰にとっても合コンとは新鮮であり緊張するもの。「あの人に好かれたい」「可愛く思われたい」「あの子と仲良くなりたい」と思うと、少しでもよく見られたいと自分を誇張してしまいがちだ。しかし、合コンで試されるのは、どうやら日常レベルのコミュニケーション能力のようだ。「質問で会話を盛り上げる」「相手の目を見て話す」など日本合コン協会会長のアドバイスはどれも普段の生活でも活用できるものばかり。いずれもちょっとした勇気が必要だが、勇気を振り絞っているのは相手も同じ。男性には「すごい。なるほど。面白い。」女性には「かわいい。いいと思う。わかる。」次回はこのキーワードだけでも自然に発せられるようになりたいと願う記者であった。
（TechinsightJapan編集部　平原はづき）