米アラバマ州のメディア『WHNT News19』が、18歳の男の奇妙な動機による動物虐待事件のニュースを伝えている。この若者、動機を「すべてはガールフレンドと仲直りしたかったから」と釈明しているが…。

アラバマ州のライムストーン郡のエルクモントで6月25日、ヘイデン・スミスという18歳の男が自宅で飼育されていた鶏を次々と殺し、動物虐待および家庭内暴力容疑で逮捕された。犯行の背景には残忍さはもとより、非常に“チキン”で身勝手な性格が見てとれると話題を呼んでいる。

取り調べに対し、スミスは「お母さんにあることを相談した。ノーと言ったらお母さんが飼っている鶏を1羽ずつ殺してやると脅し、猶予として与えた15分が経過するごとに死んだ鶏の写真を送り付けてやった」などと供述している。その相談ごととは、ガールフレンドと破局を迎えたが仲直りしたいというもので、「お母さんから彼女の両親に連絡して、“娘さんにやり直しをすすめて下さい”と頼んでほしい」と話したという。

何とも他力本願な内容に呆れるばかりで、母親はイエスと返事してくれない。こうしてスミスは母親が大事に飼っていた鶏を6羽殺し、通報された。自宅に向かった警察官に対しても、スミスは「家に火をつけて燃やしてやる。お前たちを殺して自分も死ぬ」などと口走ったという。これほどまでに女性を愛していたとしてもスミスはかなり危険な男、彼の母親がイエスと言ったところでガールフレンドの両親がイエスとは言うまい。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）