貧困のため、スーパーマーケットの裏手に積まれたゴミ箱から食料をあさって食べていた30代の夫婦。窃盗罪につき逮捕されたものの、出廷当日にはあまりの体調不良で寝込んでしまった。なぜなら夫婦はその日も…。

英タイン・アンド・ウィア州のサンダーランドにも近いヘットンで、「Tesco」の小型スーパー「Tesco Express」で窃盗を働いたポール・バーカー（39）およびケリー・バーカー（30）という夫婦が逮捕された。しかしこの2人、裁判所からの出廷命令に体調不良を起こして応じることができず、関係者らを苦笑させたようだ。

英メディア『mirror.co.uk』が伝えているところによれば、バーカー夫妻は店舗裏手のゴミ箱や倉庫で食料品をあさって食べていた上、ワイン9本（1万7000円相当）を盗んだことが発覚して通報された。同様の犯罪により5月にも逮捕されていたが、このたびは代金を支払うよう命じられても「そんなお金はない」と話したという。だが廃棄処分となる食料品には消費期限切れ、腐敗やあるいは変質というそれ相当の理由がある。バーカー夫妻はこのたび出廷を命じられたが、食中毒による激しい嘔吐・下痢症状を呈して裁判所に向かうことはままならなかった。日々のゴミあさりがすっかり習慣となってしまっていたようだ。

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（TechinsightJapan編集部　Joy横手）