海外発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】豊尻手術でまた死亡事故、なりすまし医師は逃走中(米)

ジェニファー・ロペス、キム・カーダシアン、ニッキー・ミナージュと、アメリカで魅力的だとされるセレブはとにかくヒップが大きい。今では一般女性もそうした豊かなヒップに憧れて美容整形外科医のもとを訪ねる時代となっているようだが、その判断と医師選びは慎重にしなければならない。アメリカではなりすまし医師による“豊胸”、“豊尻”ともに死亡事故が多発している。このほどはニューヨーク州で…。

先月30日、ニューヨーク州ファー・ロックアウェイの偽美容整形外科医のもとでシリコン注入による豊尻手術に挑んだ女性が、突然の体調不良に見舞われてそのまま帰らぬ人となってしまったことを『wusa9.com』が伝えている。

数百キロにおよぶロングドライブの末に偽医師のもとに到着し、手術費用を支払った挙句に命を落としてしまったのは、メリーランド州プリンスジョージズ郡のケリー・メイヒューさんという34歳の女性。黒人向けエンターテインメントに特化した「ブラック・エンターテインメント・テレビジョン(通称BET)」を擁するBET Networksに勤めていた美しい女性である。当日、メイヒューさんには母親が同行しており、シリコン注射が始まると呼吸困難になり、意識を失ったメイヒューさんに心肺蘇生法を施して911通報したのは母親であった。

メイヒューさんは搬送先の病院で死亡が確認され、現在その遺体については司法解剖が行われている。医師免許を持たないそのなりすまし医師は、あるアパートの使用者のいない地下室を“クリニック”風に改造して格安料金でそうした施術を行っていたもよう。ニューヨーク市警はグレーのSUVに乗って現場から逃走した偽医師の行方を追っている。

2009年には元ミス・アルゼンチンにも輝いた有名モデルが豊尻手術の失敗で死亡。注入方法そのものにミスがあったとみられ、液体が肺や脳に回って肺塞栓症を起こしていた。また2013年には、ボトックスと謳ってパンク修理剤を注入していた偽医師が裁判で実刑判決を受けている。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)