海外発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【海外発!Breaking News】13歳男子生徒、クロスボウとマチェーテを手に登校。非常勤講師ほか5名死傷。(スペイン)

まず映画でしか見ることのない「マチェーテ」と呼ばれる太い刃が鋭いなた。そして世界的に販売の是非が問われているクロスボウ(ボーガン)。スペインのバルセロナにあるスクールに13歳の男子生徒がそれらを持ち込んで暴れ、5名の死傷者が出たもようだ。

事件はスペインのバルセロナで20日午前9時半ごろ、12歳から16歳までの生徒が通うあるスクールで起きた。13歳の男子生徒がクロスボウ(ボーガン)とマチェーテ(なたの一種)を持って登校し、騒がしいために様子を見に来た隣のクラスの非常勤講師クロスボウを放ち、マチェーテで斬り付けて殺害。ほかにも教師2名、生徒2名が負傷し病院で手当てを受けた。

米メディア『Foxnews.com』が伝えているところによれば、事件直後には校内に非常ベルが鳴り響き、教師が殺害された現場は血の海と化したもよう。あまりにも陰惨な事件に生徒たちの動揺は激しく、保護者に抱きかかえられるようにして帰宅する姿が報じられている。だがバルセロナ検察当局の広報担当者ホセ・ミゲル・カンパニー氏は「14歳未満ゆえ、少年拘置所へ身柄を送ることはあっても刑事告発は困難だ」との見解を示し、事件が起きた学校の名、男子生徒の名など詳しい情報を一切明らかにしていない。

また男子生徒については「いわゆる“いじられ”キャラ。常に一人ぼっちだったけれど、トラブルを起こすようなタイプではなかった」というのが多くの生徒の印象だ。現在、男子生徒は精神科の医療機関で検査を受けているが、かなり支離滅裂な言動をみせており、精神疾患を疑うべきか演技かを見極めるためさらなる検査が続けられるという。

※ 画像はctvnews.caのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)