現在、同性婚のお相手と共に代理母出産で誕生した2児を育てている歌手エルトン・ジョン。その彼が「ゲイカップルが養子を迎えるのには反対」「体外受精も不自然」などと語った人気デザイナーらに猛反発。「お前たちのブランドをボイコットだ!」とインスタグラムに書いたところ、「こっちこそエルトンの音楽はボイコットだ!」と反撃されてしまった。
ゲイであることを公言している「ドルチェ&ガッバーナ」のドメニコ・ドルチェとステファノ・ガッバーナは、このほどイタリア誌インタビューを受け、ゲイカップルにつきこう語った。
「ゲイカップルが子供を養子にすることには、反対だね。」
「家族と呼べるのは、伝統的なファミリーのみ。化学に頼って作る子孫や代理出産はダメ。」
「そういう子達は人工キッズさ。子宮は借り物で、精子はカタログから選ぶんだから。」
これに激怒したエルトン・ジョンは、「体外受精は、ゲイだろうがストレートだろうが子供を持ちたいと願う愛ある人々の夢を叶えてきたんだ。お前達の考え方は古臭い。お前らのファッションそのものだ。僕はもう二度と“ドルチェ&ガッバーナ”は着ない。#ドルガバをボイコットしろ」とインスタグラムに記し、騒動になった。この事態を受けてガッバーナは憤怒。謝罪やコメント撤回をするどころか、SNSにこのように書きこんでいる。
「これが異なる意見をリスペクトする態度なのか? #エルトン・ジョンをボイコットだ」
さらには騒動を知った多くのセレブ達も参戦。コートニー・ラブは「このブランドの商品を全部まとめたわ。燃やしてしまいたい」などとSNSに綴っており、ゲイで代理母が産んだ子供を育てているリッキー・マーティンも「目を覚ませ、今は2015年だぞ」と皮肉たっぷりに書きボイコットを呼びかけている。またインスタグラムにもドメニコ・ドルチェとステファノ・ガッバーナの発言を批判するコメントが続々と書き込まれており、「2人で謝罪しろ。後は服作りに専念するべき」という痛烈なものもある。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)