中東が誇る大都市ドバイで、このほど地面に散らばっているお金を多くの人が無我夢中になってあさる様子が伝えられた。「神のご加護か」と話題を呼んでいる。
世界で最も裕福な人々が集まるアラブ首長国連邦の最大の都市ドバイ。政府から支給される諸手当は限りなく厚く、この国の国籍を持つ人々が金満人生を謳歌していることは有名だ。しかし彼らは人口のうちのほんの一握りでしかなく、8割以上が労働のためにそこに暮らしている移民たちである。
英メディア『metro.co.uk』が伝えているところによれば、そんなドバイの街で今、歩行者らが「空からお金が降ってきた」と言いながら夢中になって路上に散乱している紙幣を拾いあさっているという。紙幣は日本円にして1万6200円ほどという500UAEディルハム(AED)。かなりの量であるため、総額は見当もつかないそうだ。
「金は天下の回りもの」とはよく言ったもの、拾いきれなかった分はまた強風にあおられ、隣の町の人々を歓喜の渦に巻き込むに違いない。中東は風が強く、重い呼吸器疾患を引き起こすなど独特の砂嵐は特に嫌われているが、こうしたハプニングだけは大歓迎であろう。“散財”してしまった富豪からの被害届といった情報は今のところないようだ。
※ 画像はmetro.co.ukのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)