日本で最近伝えられた、20代男性の4割以上が一度も彼女がいたためしがないというデータにも驚くが、お隣の中国では“結婚しないと恥ずかしい”と意識はかなり保守的。それが浮き彫りとなるような事件が遼寧省大連市で起きた。

家族が「早く結婚しろ」とあまりにうるさいため、ついに女性を誘拐して既婚者のフリをしようとした中国・遼寧省のLiu Hungという32歳の銀行員の男が、誘拐および暴行容疑で逮捕された。

ひと気のない公園の茂みに身を隠し、1人で歩いている若い女性を急襲したHung。彼女の体を茂みに引っ張り込むと口にテープを貼り、手を縛って大連市の自宅に連れて帰った。女性には「夫婦を騙りたい。簡単に結婚式を済ませるから協力してほしい」などと頼み込んだという。

だが女性はある時、縛られた手でその家の固定電話からボーイフレンドへ電話することに成功。電話番号をもとに警察官がその家に踏み込んでHungは御用となった。この画像は英メディア『metro.co.uk』が伝えているその記事のスクリーンショットで、警察官がHungの体をねじ伏せているところである。

その後の取り調べに対し、Hungは「会うたびに親から“親族の中で独身男性はもはやお前だけ。さっさと結婚しろ”と嫌味を言われ、彼女すらいないことが強いプレッシャーだった」などと供述している。お隣の国でも都市部で結婚できない男性が急増しており、“フリ”でもよいから既婚者になりたいという悲しい本音もたびたび報じられている。

※　画像はmetro.co.ukのスクリーンショット。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）