誰もがたっぷりと休みを取れるとあって、アメリカではクリスマス休暇に結婚式を行うことも多い。しかし楽しみにしていたハワイでの挙式をいよいよ明日に控えた中、あるカップルに残酷な告知があった。それは…!?

このクリスマス休暇、ハワイでの結婚式をそれは楽しみに待っていたエドワード・マリュー・Jr．さんとナタリー・ヘイメルさん。親族や友人も集まりリハーサルも無事終了、そんなカップルに挙式の前日である27日、こんな言葉が告げられた。

「残念ながらここは使用できなくなりました。別の会場を探す必要があります。」

そこは、16番ホールのティーボックスを利用しての挙式が人気だというオアフ島東部にあるカネオヘ・クリッパー・ゴルフコース。しかしオバマ大統領が休暇のためそこを訪れてプレーすることになったというのだ。2人はすぐ隣の「Marine Corps Air Station Kaneohe Bay（カネオヘ・ベイ海兵隊航空基地）」に所属する兵士である。悔しい気持ちをぐっとこらえ、軍の最高司令官である大統領にプランを譲るしかなかった。

だが24時間以内にどう新しい場所を探すというのか。エドワードさんの姉ジェイミー・マッカーシーさんは『Bloomberg』に、「花嫁のナタリーはやっぱり感情的になってしまったわ。ひどく動転してかわいそうだった」と語っている。それを見るに見かねたのがカップルの上司にあたるエリック・シェーファー大佐。彼はそのゴルフコースを見下ろす海沿いの高台にある、広い芝生に囲まれた自宅と敷地を提供してくれたのだ。

こうして28日、式は無事に執り行われた。ジェイミーさんは「見渡す限り海というより素晴らしいロケーションでした。それだけではありません。オバマ大統領が自分のプライベートな休暇のために大切な日の予定を変更した兵士がいると知り、彼らに謝罪と祝福の気持ちを伝えてきたそうです」と話している。

※　画像はfoxnews.comのスクリーンショット。
（TechinsightJapan編集部　Joy横手）