インドでまたしても“死者がよみがえる騒動”が起きたとして話題を呼んでいる。70代の男性は大勢の人々が集まる中で葬儀を終え、火葬の準備も整い、いざ着火という寸前に目を覚ましたのであった。
亡くなったはずの老人が危機一髪で息を吹き返す、インドのラージャスターン州ビルワラでこんな事件が起きた。ディーパック・シン(Deepak Singh)さんという72歳の男性は医師により死亡が告げられ、家族はヒンドゥー教の葬儀を行い、木片や布といった燃えやすいものを集めて火葬の準備に入った。しかしシンさんは着火の寸前に突然目を開け、上体を起こしたのであった。
孫のバンダさん(26)は最愛の祖父の“突然死”について、メディアに「当時、私も祖父と一緒にいました。エサを与えるために牛小屋に向かって歩いていたのですが、突然倒れて動かなくなり、息も脈も確認できないためお医者さんにも診てもらったところ死亡と告げられました」と話している。
「ただの気絶だったのですね。危ないところで彼を焼き殺すところでした」とほっとしている親戚一同。一方でシンさんは、「皆の“起きて! 目を覚まして!”と泣き叫ぶ大きな声のせいで目が覚めたよ。次回は本当に死んでからにしてもらいたいね」と冗談交じりに話している。このようなことが起きてしまう大きな原因として、心拍数モニタリングなどを行わない上に、死亡の診断から火葬(土葬)までがあまりに早いことが挙げられる。シンさんの場合も“突然死”と告げられたのは、なんとその日の朝のことであった。
※ 画像はdailymail.co.ukのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)