“ゴールドラッシュ”、そして“カリフォルニア・ドリーミング”という言葉を生んだ北カリフォルニア。それを過去の話だと思っていたら大間違いであった。なんと最近、かつてないほど大きなサイズの金塊が採れたというのだ。
1848年に金が発見され、翌年には我も我もと“フォーティナイナーズ(Forty-niners)”と呼ばれる人々が移民となってラッシュした北カリフォルニア。アメリカ人に交じり、南米、アジア、豪州、欧州の人々もやっきになって金による一攫千金を狙った。サンフランシスコの繁栄、ゴーストタウン、ネイティブアメリカンの追放など、いわゆる“カリフォルニア・ドリーミング”の表と裏にまつわるエピソードは多彩だ。
『San Francisco Chronicle』紙によれば、そんな北カリフォルニアのある公共の土地でこのほど新たに2.7kgもの重さを誇る“Butte Nugget”と呼ばれる大きな金塊が採れ、サンフランシスコで23日から26日にかけて開催の『San Francisco Fall Antiques Show 2014』に出品され、大きな話題を呼んでいるという。
アメリカ人にとって“ゴールド”とはやはり格別な響きを持つもの。販売価格は35万ドル(約3800万円)と予定されており、ひと目見てみたいという客が全米から押し寄せている。手のひらにのせると、誰もが「見かけよりもずっしりと重い」との感想を漏らすそうだ。ちなみに再びの“カリフォルニア・ドリーミング”を夢見る人々がラッシュすることを警戒してか、発見された具体的な場所については明らかにされていない。
※ 画像はsfgate.comのスクリーンショット。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)