再婚するにあたり、自分の子供とあまりにも年齢の近い若い伴侶を選ぶと、こんなことも起こり得るのだろうか。このほどフランス人男性が3歳違いの継母と婚約した。これまで法的にもタブーとされたステップファミリー間の結婚だが、それが初めて許されたとして社会的な注目を集めている。
この画像は英メディア『mirror.co.uk』が伝えているその記事のスクリーンショット。男性はエリック・ホルダーさん(45)、笑みを浮かべながら彼に顔を寄せている女性はエリザベート・ローレンツさん(48)である。仏アルザス=ロレーヌのダボという村に暮らす幸せそうなこの男女。もとは親子であったが、今はなんと婚約者の関係。男性が再婚相手に息子とあまりにも年齢の近い女性を選んでしまうことの“危険性”と、ステップファミリー間で禁じられていた婚姻に関する規制が緩くなったことが話題を呼んでいる。
エリザベートさんはエリックさんの父親の再婚相手であったため、2人の同居生活は長く気心の知れた間柄である。だがそこは血がつながっていない年齢も極めて近い男女のこと、親子の情がいつしか恋愛の情へと変化してしまったようだ。息子とあまりにも年齢の近い若い女性を再婚相手に選んでいた父親。年月とともに老い、妻との関係も冷えて来た中で、心身ともに男性としての成長を遂げた息子に妻を奪われてしまった形だ。
しかし、そんな2人が結婚となるとハードルは高かった。フランスの法律はステップファミリー内の結婚を倫理上許しておらず、エリックさんとエリザベートさんは何か月にもわたり幾度も家庭裁判所に通い、執念実ってこのほどやっとその許可が下りた。来年の6月に挙式を予定しているが、ゲストは100人の予定でそこにはエリックさんの父親、かつエリザベートさんの元夫の名も。彼は「悪感情なんて抱いていない」と言って、2人を祝福してくれているそうだ。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)