夜空に突如現れたとてつもなく明るい火の玉。それは天から一瞬にして地上に落ちてきた。米北東部で巨大隕石の落下を思わせる激しい閃光が目撃され、珍しい角度で撮影された映像も話題になっている。
米北東部の広い範囲で14日、巨大な火の玉が夜空を明るく照らした。宇宙ゴミの落下や隕石が夜空をななめに横切り、落下する映像を幾度も目にしている私たちだが、米大手メディアが今こぞって紹介しているのは、ニュージャージー州で捉えられた映像。地球に吸い込まれるかのように大変な速度で真っ直ぐに落下したため、恐怖感はなおさら大きい。
こちらは16日、『SignsofThyComing』さんがYouTubeに投稿したその時の様子を紹介するニュース映像だ。かなり大規模なものであったことを裏付けるように、「アメリカ流星学会(American Meteor Society)」には、一瞬昼に戻ったかと思うほど空が明るくなった、巨大な火の玉が落ちてきたといった200件ほどの目撃情報がニュージャージー州、バージニア州、ニューハンプシャー州の広大な範囲から相次いだ。色については赤、オレンジ色、あるいは青白いなど様々な見え方があったようだ。
たいていの隕石は大気圏突入の過程で燃え尽きてしまうが、専門家はその後、「地表に落下したとすれば場所はペンシルベニア州中央部であろう」との見解を述べた。負傷者の情報などは出ていない。宇宙から実は毎日のように100トンものチリやゴミ、あるいは隕石が地球に向かって降り注いでいるという事実には、改めて驚かされるものがある。
※ 画像はYouTubeのサムネイル。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)