英国の北部に位置し、独特の文化と歴史を誇るスコットランドが独立しようと大きな勢いに乗っている。住民投票を現地時間18日に控えている中、スコットランド人が上空にちょっと意味深な雲を発見。王国の将来かと話題になっている。
1707年に英国の連合王国となり、300年も円満な関係を続けていたスコットランドとイングランド。18日にスコットランドではいよいよ王国からの独立を問う住民投票が始まり、現在ヨーロッパのさまざまな国で独立運動が勢力を強めていることから、投票結果には世界中が注目している。
そのような中、スコットランドのノース・エアシャー在住で、イタリア半島沖のサルデーニャ島で休暇を楽しんでいたジリアン・デグナンさん(44)。彼女は上空にふと現れた雲にたいそう驚き、思わず写真を撮った(画像はmetro.co.ukが紹介した写真のスクリーンショットを合成)。
最大都市グラスゴーを含めたスコットランドの領土が、連合王国から見事に抜けてしまったように見えるその雲。同国のメディアは次々と、“これも何かのお告げであろうか”と書き立てている。スコットランドでは北海油田やガス田といった豊富な資源を武器に、高福祉の北欧型社会を目指そうとする独立賛成派の人々と、経済力の弱さ、先行きの不透明感を理由に反対する人々が拮抗。もしも独立が決まれば、自治政府は16年3月の誕生を目標としている。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)