米国発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【米国発!Breaking News】後ろ手に手錠をかけられた犯人が発砲。どこから銃を取り出した?(コロラド州)

拳銃も非常に小型化している今の時代、犯人の身柄を確保した際のボディチェックはよほど入念にするべきなのであろう。米コロラド州デンバーでは、手錠をかけて警察署に連行した犯人がいきなり警察官に向けて発砲する事件が起きた。意外なところに拳銃を隠し持っていたことが分かったという。

米国のクライム・サスペンスドラマなどでおなじみの、警察官による犯人逮捕劇。警察官は犯人が上げた両手を後頭部で組ませ、武器を隠し持っていないか各ポケットや足首を含めたボディチェックを済ませると、犯人の背後で手錠をかけパトカーに乗せる。しかしコロラド州では先日、手錠をかけたはずの犯人に警察官が発砲されるというあり得ない事件が起きた

デンバー市内のマクドナルドの駐車場に車を停め、覚せい剤「メタンフェタミン」を吸っていた32歳のアイザック・ヴィジル容疑者。通報を受けて駆けつけた警察官により、後ろ手に手錠をかけられパトカーに乗せられた。ところがヴィジルの態度は非常に悪く、車内では「3日にわたってメタンフェタミンを使用していた。お前らを殺してやる。防弾チョッキを着けた方がいいぞ」などと脅し続ける。さらにデンバー署に到着してパトカーから降ろされたヴィジルは、「銃声を聞きたいか!」と叫び警察官に向けて2度発砲。幸いにも負傷者は出なかった。

ヴィジルが銃を隠していたのはなんと尻の割れ目。手錠をかけられた手でも軽く取り出せる場所である。署内で改めて行われたズボンを下げてのチェックではナイフ、クラックパイプ、2袋の「メタンフェタミン」が発見されたというから、ヴィジルの身柄を拘束した際のチェックがいかに甘かったかと言わざるを得ない。ただしヴィジルの行為は銃まで用いた公務執行妨害。薬物不法所持のみで捕まった犯人の比ではない複数の罪で起訴され、保釈金としては100万ドルという到底払えない額が示された。

※ 画像はイメージです。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)