2003年に女優グウィネス・パルトロウと結婚し、一男一女に恵まれたものの破局となってしまった「コ―ルドプレイ」のクリス・マーティン。その理由については数々の報道がなされてきたが、このほどラジオ局とのインタビューでクリスは自分の思いを告白した。夫婦関係破たんの原因は気が弱い自分にあるというのだ。
ニューアルバム『Ghost Stories』のプロモーションを兼ね、このほど『BBCラジオ1』とのインタビューに応じた英人気バンド「コールドプレイ」のクリス・マーティン(37)。11年前に米女優グウィネス・パルトロウ(41)と結婚し、2004年に長女アップルちゃん、2006年に長男モーゼス君が誕生。クリスは大変な子煩悩ぶりを発揮したが、グウィネスは多忙で留守がち。長くささやかれた「仮面夫婦」の噂の通り、このほど夫妻は破たんした。
それから間もないだけに、どうしても破局の原因に注目が集まってしまうインタビューとなることは、クリスも覚悟していたに違いない。グウィネスのコントロール癖や厳しすぎる育児や食生活の方針、英米どちらを生活の拠点と考えるのかなど、2人の気持ちはすれ違うばかりとなっていたことをこちらでもお伝えしていたが、クリスはそれらとはまた異なることを口にしている。自分自身の性格をかなり責めているのだ。
「結婚して変わったことは妻や子供に対する愛情、お金、病気への心配、いろいろなものと向き合う人生になったこと。そこから逃げられないのに、僕は今から2年くらい前から自分の内面に問題を抱えるようになっていたんだ。愛には破局や拒否、傷ついたり傷つけられたりがつきものなのに、それらに脅えてしまう。僕の中で何かが変わったとすれば、もうそういう状態から逃げ出したくなったってことかな。」
「そのうち自分がまるで価値のない人間に思えるようになり、大事なものを見失い、日々の生活を楽しめなくなっていたんだ。素晴らしい誰かと一緒に過ごせるという環境に、自分の思いを表面に出さず、心の中で疑問に思うことがあってもそれをきちんと直視しない。愛に傷つかないように鎧を着てばかりだったね。でもそれではダメだったんだ。『Ghost Stories』は僕自身のそんな反省を反映させたアルバムになっているよ。」
グウィネスと結婚して4年が過ぎたころ、クリスは『ローリング・ストーン』誌とのインタビューで、「たまに惨めな気持ちにさいなまれることがある。うちのカミさんはブラッド・ピットとデート(実際は婚約も)していたんだよ。そりゃコンプレックスになるさ」と語り、自分にあまり自信がない様子であった。グウィネスはさらに、かつての熱愛相手である人気俳優ベン・アフレックと破局後も連絡をとりあっている。こうしたことも、クリスの男としてのプライドを傷つけていたのではないか。クリスは現在37歳。女性たちの間では、「20代で結婚して失敗したところで、これからが最高のモテ期なのでは?」との声も高まっていることを、どうか忘れないで欲しいものである。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)