3月2日に開催された、『第86回アカデミー賞』授賞式。そこに現れた米俳優ジョン・トラボルタは、実力派歌手兼女優のイディナ・メンゼルを紹介しステージへ招いた。しかしこの「イディナ・メンゼル」という名前が難しかったのか、はたまた誰か違う人のことを考えていたのか、ジョンはイディナを“謎の珍名”で紹介。「誰それ?」と全米が大騒ぎになってしまった。
大物俳優の貫禄で、アカデミー賞授賞式に颯爽と登場したジョン・トラボルタ。そこでジョンは歌手兼女優イディナ・メンゼルをステージに招くプレゼンター役として、実に品良くこのように語っている。
「さあみなさん、とても才能があるまさに至高の歌手、“アデル・ダジーム”を温かくお迎えください。」
ここで割れんばかりの拍手が起こるはずが、オーディエンスは戸惑うことに。TwitterなどSNSでは「誰、それ?」という声が瞬く間に噴出し、まさに世界中の人々がこのトンチンカンな間違いに大爆笑することとなった。それでもショーは滞りなく終了。これに安心したのか、後日ジョンは『Us Weekly』誌にこのように反省の弁を述べている。
「一日中、自分自身をボコボコに殴っているさ。」
「イディナはなんて言うだろうって考えたよ。だけど彼女ならきっとこう言うだろうな。『Let it go(もう心配しないで)』ってね。」
イディナの楽曲『Let It Go』にかけてそう言ったジョン。実に信じがたい間違いではあったものの、「この珍ミステイクのおかげでイディナの名を覚えた」という人も多い。
(TechinsightJapan編集部 ケイ小原)