米ニューヨーク州はマンハッタンに暮らしている、ある夫婦にこのほど可愛い女の赤ちゃんが誕生した。しかしその出産は人混みの中の突然の出来事。なんともすごい数の人が見守るという、文字通りの「立会い出産」となってしまった。
イギリス出身で、4年前からニューヨーク・アッパーイースト68丁目3番街のアパートに暮らしているポリー・マコートさん(39)は、臨月で赤ちゃんの誕生も間もないというこの24日、自宅で産気づいた。痛みの波がゆっくりと押し寄せては引き、徐々にその間隔が短くなり痛みが強烈になるのが通常の陣痛だが、彼女の場合はあまりにも突然の激しい痛みに襲われたという。
慌てて荷物をまとめてアパートの外に出たポリーさん。タクシーを呼んだものの車に乗るのも間に合わず、マンハッタンの人通りの中でついに出産となってしまった。米紙『NYデイリーニューズ』が伝えているところによれば、通行人も尋常ではない彼女の様子に気付き、自分のスカーフやコートを脱いで覆ってあげる人、頭が出てきてしまった赤ちゃんに慌てずに手を差し伸べた人など、さまざまな協力があったという。
こうしてどうにか無事に女の赤ちゃんが誕生し、その後に救急車が到着。母子をレノックス・ヒル病院に搬送したが、幸いなことにポリーさんもアイラちゃんと名付けられた赤ちゃんも健康状態は良好だそうだ。ちなみに今回の出産はポリーさんにとっては3人目のお子さん。ポリーさんの夫シアンさん(40)は法律事務所に勤めており、連絡を受けるも渋滞に巻き込まれて出産への「立会い」は叶わなかった。
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(TechinsightJapan編集部 Joy横手)