映画監督のクエンティン・タランティーノが、『The Hateful Eight(原題)』の制作を中止したいと突然発表。脚本が早くも外部に流出していることが分かり、「裏切られた気分だ」と激怒している。
『パルプ・フィクション』、『ジャンゴ 繋がれざる者』といった大ヒット作品を持ち、優れた脚本家としても実力を発揮する映画監督のクエンティン・タランティーノ(50)。彼が今ひどく怒っている。ハリウッドメディアの『Deadline.com』に、次回作となる予定であった西部劇『The Hateful Eight(原題)』をキャンセルするとして、このように告白したのだ。
「映画の撮影は1年先、来年の冬あたりを予定していた。まだ原案が完成した程度なんだけれど、僕はその脚本を過去に一緒に仕事をしたことのある人々に渡して読んでもらったんだ。すると僕の代理人のもとに複数のエージェントから問い合わせの電話が入るようになり、脚本が外部に漏れ出たことを知ったよ。すごくガッカリしている。裏切られた思いでいっぱいだね。」
渡した相手は6人。その中には、ティム・ロスを含む数名の俳優が含まれているとのこと。しかし監督は、「ティムではないと思う」と述べている。そして今回の脚本については著書として出版することを検討しているようだ。最後には「僕の頭の中には他にも10くらいのアイデアがあるんだ。もうこのプロジェクトのことは忘れて前に進むよ」と語った。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)