人気アニメ『ルパン三世』が40年ぶりに実写化されることとなった。ルパンに小栗旬、次元大介に玉山鉄二、石川五ェ門には綾野剛といったキャスティングに「イメージがあっている」という声も聞かれるが、実際にはどの程度の期待度があるかネットで意識調査を行った。これまで多くのアニメが実写化されてきたが、否定的な意見が少なからず出ていた。『ルパン三世』について世間はどのように思っているのだろうか。

今回のアニメ『ルパン三世』を実写化するにあたり、プロデューサーは企画からクランクインするまで約4年かかったという。苦労したのがキャスティングだろう。前述の3人の他に、銭形警部に浅野忠信、ヒロインの峰不二子に黒木メイサが抜擢された。

Yahoo！ニュースの意識調査がこのメインキャストの5人を踏まえた上で、「ルパン三世の実写映画化に期待する？」という質問をしたところ次のような結果となった。

■ルパン三世の実写映画化に期待する？

・「とても期待している」：5.2％（3,754票）
・「少し期待している」：8.1％（5,877票）
・「あまり期待していない」：18.1％（13,154票）
・「まったく期待していない」：68.6％（49,694票）

（Yahoo!ニュース 意識調査調べ　対象は72,479人。実施期間：2013年11月27日～2013年12月7日）

「まったく期待していない」と回答した者が一番多く、49,694票で68.6％となっているが、どういった理由によるものだろうか。

回答者のコメントにはキャストについての意見が目立った。「メイサがあの可愛くて魅惑のある不二子ちゃんの声出せるのか!?」という指摘も出ている。

他にも「とりあえず不二子ちゃんの配役はもう少し考えてほしかった」という声は多く、峰不二子には「真木よう子」が適役と別のキャストを提案するものもあった。

峰不二子以外では「ルパンが小栗旬って何考えてんだ？　大泉洋なら観たい気もするけど」といった内容が複数見受けられる。実はテレビ番組で「ルパン役は誰が適しているか？」というアンケート結果を紹介していたが、男女とも「大泉洋」の名を挙げていたのだ。

また、キャスト以前の問題として、「だいたいアニメを実写しないで欲しい」、「実写化する必要無い。最近の邦画は何でもかんでも実写化し過ぎ」とそもそもアニメの実写化を望まない者が少なくない。

「アニメだから面白さがあるが、映画化されて面白いとは思えない。例えばドラゴンボールや忍たま乱太郎も同じ、アニメの方が面白かった」と具体的に例を出して指摘しているほどだ。

現在はタイで撮影中の実写版『ルパン三世』が公開されるのは来年の夏となる予定だ。それまでにCMやキャンペーンなどもなされることだろう。実写化に期待していないという者をどこまで納得させるか注目しておきたい。
（TechinsightJapan編集部　真紀和泉）