米国発!Breaking News

writer : tinsight-yokote2

【米国発!Breaking News】ボーイング社の求人広告にエアバス機の写真が使われる。(ワシントン州)

大手広告制作会社に依頼し、大々的に新聞の一面広告を出したにもかかわらず、そこに掲載された写真は、まさかのライバル社のものであった。このほど米ワシントン州シアトルの新聞広告で、前代未聞のミスが発生していたことが分かった。

航空機製造において世界最大規模の工場を、ワシントン州エバレットに持つ「ボーイング社」(本社:米イリノイ州シカゴ)。このあたりはボーイング社に勤めている人が多く、まさにボーイングで成り立っている町といった印象である。

今月中旬からドバイで行われた「航空ショー」で、ボーイング社が現在開発を進めている新型旅客機「777X」が好評を博し、259機もの注文が入ったという。20日には『The Seattle Times』紙の一面に、宇宙航空開発技術の発展につなげるために優れた人材を集めたいとする、同社の「エアロスペース・パートナーシップ」の求人広告がお目見えした。

「The Future of Washington」なるタイトルのもと、ワシントン州の明るい未来と素晴らしい雇用情勢を感じさせるその広告。ところがそこに使用されているジェット機の写真に大きな問題が発覚した。なんと写っているのはボーイング社のライバルであるエアバス社のジェット機であった。実は、この広告の主はボーイング社ではなく「エアロスペース・パートナーシップ」に参画しているシアトル商工会議所。広報担当者は「ボーイング社に本当に申し訳ないことをしました。なんとも情けない、恥ずかしいミスです。」と謝罪している。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)